夏の作業ズボンの選び方!暑くても快適な作業着

近年は作業着の種類も豊富なので、選ぶときに迷ってしまいませんか。特に夏の時期に使用するものは、機能性やデザインはもちろんのこと、涼しさまで考慮したものを選びたいですよね。作業着によって仕事の能率も大きく変わってきますので、適当に選んでしまうのはもったいないです。

ここでは、作業ズボンの選び方について徹底解説していきます。

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作業ズボンの種類を把握しよう

作業ズボンには大まかに分けてカーゴパンツとスラックスがあります。カーゴパンツは左右のもも部分に大きなポケットがついているものです。現場で作業する人が、工具や道具などを収納しておけるような設計になっています。

細かい道具をよく使うという人に向いているズボンです。ノートやペンを入れるのか?工具を入れるのか?購入前に普段自分が使っている道具がそのズボンに入るのかしっかりと確認しましょう。また、カーゴパンツは贅肉がついてウエストが大きくなってしまったという人にも向いています。

カーゴパンツはウエストが大きく、脚部は足首に向かってだんだん細くなっているものが多いです。お腹まわりのサイズだけ変わってしまったという人はこのタイプを履いてみましょう。スラックスは、ポケットがカーゴパンツのように大きくなく、普通サイズになっているズボンです。

ポケットの位置も普通のズボンと同じです。ゴワゴワした印象がなく作業着に見えないので、どこへでも着ていくことができます。スラックスは現場で実際に作業しない営業や経営者が履いていることが多いです。ただ、スラックスは生地と脚部が離れていないため、膨らみがあるカーゴパンツと比較するとケガをしやすいというデメリットがあります。

現場の危険度を考慮して選びましょう。

通気性の高いズボンを選ぼう

カーゴパンツかスラックスかどちらにするか見当をつけたら、つぎは選ぶ際のポイントを押さえましょう。

夏の作業着や作業ズボンの場合、優先したいのが通気性の高さです。カーゴパンツにもスラックスにも高通気と書かれたものがあるので、現場や職場が暑いという人はそのタイプを選びましょう。

通気性が高いものはメッシュを使用していたり、速乾素材を使っていたりします。高通気のズボンは、通常のものと比べて風通しがよく、汗が乾燥しやすくなっています。さらに空気が循環するので、体感温度も下げることができるのです。

通気性が高いものを選ぶときに気をつけてほしいポイントが耐久性です。通気がよいが耐久性が低い商品はオフィスワークや営業では問題ないですが、現場での作業には向いていません。働く環境に合わせて耐久性には気を使いましょう。

ストレッチ素材のメリット

ストレッチ素材かどうかも作業ズボンを選ぶうえで重要なポイントです。ストレッチ素材とは、生地の伸縮性が高いもののことです。現場での作業では立ったり座ったり、いろいろな姿勢で作業をすることが多いので、伸縮性のない生地を選ぶと、かがんだときに足の血流が圧迫されてよくありません。

体を使っての作業が多い人はストレッチ素材のズボンを選びましょう。オフィスワークがほとんどだという方は、ストレッチ素材かどうか気にする必要はありません。ただ、ストレッチ素材のズボンは脚やお尻のラインが際立って見えるという、デザイン性に優れているという一面もあります。

ピッタリフィットしたズボンを履きたいという人は、ストレッチ素材の商品を選びましょう。

現場によっては帯電防止の素材を選ぼう

電気系統の作業が多かったり、ガソリンスタンドなど火気厳禁の現場であれば、帯電防止素材のズボンを選びましょう。帯電防止とは静電気を帯びづらいという意味です。ちょっとした静電気が大きな事故につながる可能性がある現場では、帯電防止のズボンを履くことが事故の防止につながります。

ハーフワークパンツも人気

夏に特に人気なのがハーフパンツ型の作業ズボンです。半ズボンなので、涼しさを求める場合は最適です。運送業や倉庫などの現場で履いている人が多いです。特に倉庫などの外よりも気温が高くなるような環境では、ハーフパンツ型の作業ズボンを使用することが、熱中症対策につながります。

現場で半ズボンというのが少々抵抗がある場合は、下にスパッツなどを履くとよいでしょう。ただ、膝下が開いているので、足を怪我する可能性がある職場での使用は向いていないです。会社によっては禁止されています。まだまだハーフのワークパンツを履いて仕事をしている人は少ないですが、暑さ防止対策になるので、今後どんどん使用が増えていくでしょう。

デニムデザインのズボン

作業ズボンとしてデニムデザインのものも登場しています。普段着のように着こなしたいという人におすすめです。通常のデニムと比較して、耐久性が高くて安いという特徴があります。さらに、動きやすいよう伸縮性も考慮して作られています。

普段着用のデニムを現場に履いていくと、すぐに汚れたり破れたりして少々もったいないです。しかし、作業用のデニムデザインならダメージを受けにくく、安価なので心配ありません。近年では、デニムデザイン以外にも、迷彩柄など、作業着のバリエーションがどんどん増えています。

現場の作業でもおしゃれを楽しみましょう。

細身のデザインは作業着に向いていない?

作業着というと一般的にゴワゴワしているものを思い浮かべますが、先ほど紹介したスラックスのように、細身のデザインのものも増えています。細身のデザインは作業しにくいと考えるかもしれませんが、最近は伸縮性が高いものが増えているので、ストレッチタイプを選べば問題ありません。

デザイン性を重視する人は、おしゃれにみえる細身の作業ズボンを探してみましょう。細身のズボンは脚の体感温度を下げてくれるというメリットもあるので、夏季の使用に最適です。

ただ、先ほど述べたように、ゴワゴワしたカーゴタイプと比べると怪我をしやすいので職場環境を考えて履きましょう。

作業ズボンによって仕事の能率が上がる

作業ズボンは仕事の能率を左右する大事なアイテムです。たかがズボンだと思って適当に選ぶのはやめましょう。特に夏は作業ズボンの通気性などが体調に影響します。長期的な目線でみると通気性の高さが仕事の能率に大きく影響するのです。

作業しやすく体調を崩しにくいという点もしっかり考慮してから作業ズボンを選びましょう。作業着は消耗品なので軽視されがちですが、仕事を進めるうえで、他の作業道具と同じかそれ以上に大事なものなのです。

参考-作業着パンツ ... https://www.l-m.co.jp/work/pants/